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2011/04/03
不活化ポリオワクチン 始まります!

 武蔵浦和メディカルセンター小児科テディベアクリニックでは、来る5月より不活化ポリオワクチンの接種を開始します。


 ポリオ(小児まひ)を予防するワクチンには、口から飲む(経口)生ワクチンと注射の不活化ワクチンの2種類があります。

 日本の定期接種に指定されているのは、生ワクチン(経口)のポリオワクチンです。注射の不活化ポリオワクチンは、日本では承認されていないため有料接種になりますが、ワクチンによる小児まひが絶対に起こらないというメリットがあります。

 日本では1980年から30年以上、野生のポリオウイルスによる小児まひの患者は出ていません。1960年のポリオ大流行を急速に終わらせたのは経口生ワクチンの功績ですが、生ワクチンは腸の中で増える間に病原性(毒性)を強めることがあります。そのため、頻度は少ないのですが、生ワクチンを飲んだ人や保護者など周りの人に、ワクチンの副作用として小児まひが起こっています。

 日本と同じように野生のポリオウイルスの流行していない国々では、ワクチンによる小児まひを防ぐために、1990年代後半から経口生ワクチンを不活化ワクチンに切り替えてきました。日本でも不活化ワクチンに切り替わっていてもよさそうなものですが、国内で承認されているワクチンは、今のところ経口生ワクチンしかありません。先進国のうち、いまだに小児まひの副作用の恐れがある経口生ワクチンを使用しているのは、「日本だけ」です。


 国内未承認であり、健康被害に対する公的な救済制度はないのですが、海外で広く安全に使用されている不活化ポリオワクチンを、テディベアクリニックでは独自に輸入して接種を行うことにしました。

 お父さま、お母さま方に、お子さまへのポリオワクチン接種に選択肢をご提供したいという思いからです。

 生ワクチンと不活化ワクチン双方のメリット・デメリットを、十分ご理解、ご納得された方からのみ、不活化ポリオワクチン接種のご予約を承ります。ご希望の方は当院までお申し込み下さい。


 テディベアクリニックでは、これからも " Kids First ! " をモットーに、「子どもたちのために、今、何ができるか」を常に考えていきたいと思っています。今後ともよろしくお願い申し上げます。

 テディベアクリニック院長   広野 日善


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