2016年3月11日 15:28
オリンパスが2016年3月5日に発売した最新鋭内視鏡PCF-H290ZIを
当メディカルセンターただともひろ胃腸科肛門科 は 全国初導入 しましたのでここにご報告申し上げます。
この最新鋭機種は内視鏡の観察範囲(視野角)が170度になりました。これにより、これまでしばしば問題となってきた大腸のひだの後ろに隠れた病変の見落としがほとんど無くなります。
NBI(narrow band imaging)の画質の向上はもちろんのこと
それに加えて必要に応じて拡大倍率110倍のズーム機能を搭載し、病変があった際には良い詳細な観察を、そして、ポリープ切除の際には、完全に取り残しなく取り切ることがより確実にできるようになりました。
副送水機能持ついて、粘液や血液を洗い流すことができ、クリヤな視界で観察できる上に、これまでにない細さ(11.3mm)を実現し、挿入時の苦痛も大幅に軽減されています。
これ以上の機能を持った内視鏡機種は当面出てこないと思われ、オリンパスの最高峰の内視鏡機種と言って良いと思われます。
当院では、無痛大腸内視鏡とされる、無送気軸保持短縮法による、痛みやお腹の張りの少ない内視鏡検査を施行してきております。
最新鋭機種が全国初導入なのはもちろん、お腹の張る感じがほとんど無いCO2(二酸化炭素送気装置UCR)や内視鏡業務支援システムsolemio endoで診断サポートを行い、ハイビジョン大画面を2画面揃えた検査室など、全国でもこれほどの設備を誇る内視鏡室は現時点では大学病院を含めて日本国内には存在致しません。
今後とも、より一層の安心/安全/高精度の検査を提供していきたいと思います。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。