JR埼京線・武蔵野線 武蔵浦和駅 徒歩4分

小児科、アレルギー科、予防接種、乳幼児健診
(経鼻噴霧式インフルエンザワクチン「フルミスト」、スギ花粉症舌下免疫療法「シダキュア」、ダニアレルギー舌下免疫療法「ミティキュア」、こどもの発達カウンセリング、育児・療育相談、障害をお持ちのお子さまの医療的ケアおよび在宅療養サポートなども行っています)
地図
■ 6月の臨時休診日
 6月 20日(木):
 院長定期出張(東京小児療育病院外来診療)のため、休診とさせていただきます。ごめんなさい!
m(_ _)m

 皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。

■ 大切なお知らせ (What's New)

'18/4/27 Up
さいたま市 『風しん抗体検査』費用助成が始まりました!

 現在、大流行している風疹。感染者は過去最悪のペースで増えています。患者の大半は「20代以上の大人」で、重症化するケースも出ています。
妊婦が感染すると赤ちゃんの目や耳、心臓などに障害が出る「先天性風疹症候群」の恐れがあります。
 私たち大人が感染源にならないために、風疹を確実に予防する方法は、ワクチンの接種だけです。
さいたま市は、4月27日より、風しんの抗体検査の費用助成を開始しました。


1)対象者
 さいたま市に住民登録がある、妊娠を希望する16歳以上50歳未満の女性と、そのパートナーの男性
 【注意!】 既に風しんまたは麻しん・風しん混合ワクチンの予防接種を受けたことがある方、妊婦健診等で風しん抗体検査を受けたことがある方、「検査等の結果による風しんの確定診断」を受けたことがある方は対象外です。


2)期間
 平成30年4月27日(金)〜平成31年3月9日(土)


3)費用
 無料(全額さいたま市が負担)


4)必要なもの
 ・風しん抗体検査依頼書(当院に用意してあります)
 ・健康保険証、または生活保護受給証
 ・さいたま市民であることを証明する書類(運転免許証、水道・電気料金等公共料金の請求書等)
 ・ご自身の母子健康手帳(持っている場合)
 ・お子さんの母子健康手帳等、妊娠時の風しん抗体検査の有無を確認できるもの(持っている場合)


 抗体検査・ワクチン接種に関するお問い合わせは、お電話にて承ります。
'16/9/1 Up
『インフルエンザ予防接種』の予約受付を開始します。

 お待たせしました。平成28年度インフルエンザワクチン予防接種を10月11日(火)より実施します。

 インフルエンザ脳症等の予後不良な合併症のリスクも考えると、現段階ではワクチン接種に取って代わる有効な予防対策は残念ながら見当たりません。万が一、インフルエンザにかかった場合の重症化防止にも有効とされています。

 10月から12月までに接種を済ませるようにすれば、例年の流行期に対応できます。小児の場合4週間隔での2回接種を、大人の方は1回の接種を行います。生後6か月以上の赤ちゃん、妊婦さまや授乳中のお母さまでも、御希望により接種が可能です。また、熱性けいれんを繰り返しているお子さまや気管支喘息で治療中の方、65歳以上のご高齢の方も積極的な接種をお勧めします。

 当院を受診されたことのあるお子さまのみならず、ご兄弟・姉妹、ご両親、おじいさま・おばあさまも含め、同居のご家族の接種もお受けいたします。仕事や学校がお休みの「土曜日・日曜日も」接種できますので、ご家族そろっての集団予防が特に効果的です。また、来春受験のお子さまがいらっしゃるご家庭には、是非お勧めしたいです。

 【9月20日(火)】より、携帯・PCからインターネットでのみ、先行予約受付を開始します。ワクチン接種の詳細・ご予約は、下記URLをブックマークしご利用ください。

http://www.8654190.com/i/

 接種に関するお問い合わせは、お電話にて承りますのでお気軽にどうぞ。
'15/6/15 Up
「シダトレン」による スギ花粉症 舌下免疫療法 始まりました!

 さいたま市 武蔵浦和メディカルセンター 小児科・アレルギー科 テディベアクリニック では、この6月よりスギ花粉症治療薬「シダトレン」による舌下免疫療法を開始しました。

 舌下免疫療法は減感作療法とも呼ばれ、スギ花粉症の原因であるアレルゲンを含む治療薬(シダトレン)を舌の下に滴下し、少量ずつ体をアレルゲンに慣らし、スギ花粉症の症状を和らげる治療法です。

 昨年10月から治療薬が保険適用となり、毎春、くしゃみ・鼻水・鼻づまり、涙目・眼のかゆみなどの症状で苦しんでいた患者さんに、大きな朗報となりました。  まだ治療は始まったばかりですが、既に国内で1万3千人以上、埼玉県内でも650人以上の患者さんが治療を開始しています(平成27年3月末)。

 服用してすぐに効果が出るお薬ではなく、2年以上の継続治療が必要となりますが、スギ花粉が飛散していない時期も含めて毎日服用を続けることによって、患者さんの3割が寛解、5割が軽快と、約8割の患者さんで症状が消失もしくは軽減します。  これまでの抗アレルギー薬の内服、点鼻薬、点眼薬による対症療法と異なり、体質改善による根治を目指すことが可能であると期待されています。

 検査でスギ花粉症と診断された 12歳以上の小児および成人の方が治療の対象 となります。
 満12歳になってすぐに治療を開始すれば、さいたま市子育て支援医療費受給資格のある中学卒業までに無料でスギ花粉症を治療できます。

 また、スギ花粉症でお悩みのお父さま、お母さまなど、成人の患者さんの治療も行っていますので、治療をご希望・ご検討の方は、当院までお気軽にご相談ください。
'13/7/13 Up
さいたま市 『風しん抗体検査・予防接種』費用助成が始まりました!

 現在、大流行している風疹。感染者は過去最悪のペースで増えています。患者の大半は「20代以上の大人」で、重症化するケースも出ています。
妊婦が感染すると赤ちゃんの目や耳、心臓などに障害が出る「先天性風疹症候群」の恐れがあります。
 私たち大人が感染源にならないために、風疹を確実に予防する方法は、ワクチンの接種だけです。
さいたま市は、7月13日より、風しんの抗体検査および予防接種の費用助成を開始しました。


1)対象者
 さいたま市に住民登録がある、16歳以上50歳未満の女性と、そのパートナーの男性


2)期間
 平成25年7月13日(土)〜平成25年9月30日(月)


3)費用
 風しん抗体検査は無料(全額さいたま市が助成)。
 接種費用も、さいたま市が3,000円を補助助成。


4)必要なもの
 ・健康保険証、または生活保護受給証
 ・さいたま市民であることを証明する書類(運転免許証、パスポート、水道・電気料金等公共料金の請求書等)


5)注意事項
 (1) 麻しん・風しんワクチンの接種には、必ず事前に風しんの抗体検査(採血)を受ける必要があり、抗体陰性(免疫が不十分)の結果が出た方にのみ、予防接種費用の助成があります。

(2) 風しん抗体検査の結果、陽性であった方は、風しんに対する十分な免疫があるため、予防接種の必要はありません。

(3) 助成対象となるのは、「平成25年7月13日から平成25年9月30日までに実施する検査」および「平成25年7月13日から平成25年10月31日までに実施した予防接種」に限ります。

(4) 妊娠をしている女性および妊娠している可能性がある女性はワクチンを受けることができません。また、ワクチン接種後は少なくとも2か月間は妊娠できません。女性は接種前1か月程度避妊し、確実に妊娠していない状態で接種を受けてください。


 抗体検査・ワクチン接種に関するお問い合わせは、お電話にて承ります。
'12/8/30 Up
9月1日より不活化ポリオワクチン定期予防接種の予約受付を開始します。

 ポリオワクチン定期予防接種は、平成24年9月1日より、経口生ワクチンから単抗原の不活化ワクチン(注射)を使用した接種に変わります。
 ◆接種対象年齢:生後3か月〜7歳6か月未満
 ◆接種回数
  初回:20〜56日間隔で3回
  (標準的接種スケジュール:生後3か月〜12か月に20〜56日の間隔をおいて3回接種)
  追加:初回接種終了後、6か月以上の間隔で1回接種
  (標準的な接種スケジュール:初回終了後12〜18か月後に1回接種)
  なお、この期間を過ぎた場合でも、7歳6か月に至るまでの間であれば、定期予防接種として費用助成が受けられる予定です。
 ◆実施期間:通年実施
 ◆接種料金:無料
 ◆必要な物:不活化ポリオ(単抗原)予防接種予診票、母子健康手帳、健康保険証

 ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、三種混合ワクチン、B型肝炎ワクチン、ロタウイルスワクチン、BCGワクチン等々、すべてのワクチンと同時接種が可能です。

 『9月1日(土)』から予約を開始いたします。接種希望の方は、お電話で御予約ください。他の予防接種とのスケジュール調整につきましても、お気軽に御相談ください。
'11/11/21 Up
『ロタウイルス胃腸炎予防ワクチン(Rotarix = ロタリックス)』の接種を開始しました!

 お待たせしました。感染力が強く、重症化しやすいロタウイルス胃腸炎から小さな赤ちゃん守るためにWHO(世界保健機関)が接種を推奨している『ロタウイルス胃腸炎予防ワクチン(ロタリックス)』が、ようやく日本でも11月21日発売となりました。

 ロタウイルス胃腸炎は、乳幼児に多く起こるウイルス性の胃腸炎です。その多くは突然の嘔吐に続き、白っぽい水のような下痢を起こします。発熱を伴うこともあり、回復には1週間ほどかかります。また、ほとんどの場合は特に治療を行わなくても回復しますが、時に脱水、腎不全、脳炎・脳症などを合併することもあり、症状が重く脱水が強い場合には入院が必要となることもあります。
 日本でのロタウイルス胃腸炎の発症は冬〜春に多く、主に生後3〜24か月の乳幼児に起こりますが、ピークは生後7〜15か月です。生後3か月までは、母親からもらった免疫によって感染しても症状が出ないか、症状があっても軽く済みますが、生後3か月以降に初めて感染すると重症化しやすくなります。実際にロタウイルス胃腸炎は、小児急性重症胃腸炎の原因の第一位で、受診した人の10人に1人が入院する、という報告もあります。
 ロタウイルス胃腸炎の重症化は、ワクチン接種によって防ぐことができます。海外では数年前からワクチンの接種が行われており、現在では120カ国を超えています。その結果、ワクチンを接種した赤ちゃんひとりひとりの重症胃腸炎が予防できるようになっただけでなく、接種して免疫がついた赤ちゃんが増えたために、保育園などの集団内での感染が抑えられる効果もみられています。

 ロタリックス内用液は、ロタウイルスによる胃腸炎を予防する経口生ワクチンです。
 接種は注射ではなく、チューブに入った1回分(1.5mL)の甘いシロップを、直接お子さまの口に入れて行います。
 生後6週から24週までの間に2回接種します。最短なら生後10週で接種が完了します。
 2回目の接種は1回目の接種から27日(4週間)以上あけます。

 ロタリックス内用液は自然感染と同じように作用しますので、2回の接種によって、重症ロタウイルス胃腸炎を92%予防します。
 予防効果は少なくとも3年間は持続することが海外の臨床試験で確認されています。

 主な副反応は、7%程度の赤ちゃんで「ぐずり」がみられる程度です。安全性は世界中で多くの調査が行われており、極めて高いものです。そのためにWHOは2009年6月に、ロタウイルスワクチンを子どもの最重要ワクチンの一つに指定しました。そして世界中の全ての子どもが使用するようにと指示しました。

【接種スケジュールを立てる時のポイント】
 生後2か月から接種をはじめ、4週以上の間隔で2回目を接種します。2回目は生後3か月がおすすめです。接種開始時期が遅れた場合は、初回は生後20週までに接種を開始して、おそくとも生後24週までに2回目の接種をします。
 ロタウイルスワクチンは飲むタイプの生ワクチンのため、接種後に4週間以上間隔をあけなければ次のワクチンを接種できません。0歳児はほかにも接種が必要なワクチンが多数ありますので、“同時接種で受けることが重要”です。生後2か月になったらヒブ、小児用肺炎球菌、B型肝炎ワクチンなどと同時接種で受けることをおすすめします。

 ロタリックスは任意接種であり、受けたい方だけが自費で受けることになっています。
 テディベアクリニックではロタウイルス感染症から子どもたちを守るため、少しでも多くのお子さまにこのロタリックスの接種を受けてもらいたい考えていますが、残念ながらワクチンは非常に高価です。
 『子どもたちの生命や健康が、家庭の経済力で差別されてしまう』という日本のワクチン行政は、不活化ポリオワクチンの導入が遅れていることでも分かるように、本当に嘆かわしい現状です。
 極めて安全性が高く、効果が高いワクチンですので、ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンのように、一日も早くすべての子どもたちのため、公費による接種無料化が実現されることが望まれます。

 当院では、すでに11月21日(月)よりワクチン接種を実施しています。重症化しやすいロタウイルス胃腸炎から、一人でも多くの赤ちゃんを守るため、ママからの免疫がなくなる前に、生後早期からロタウイルスワクチンを接種しましょう!

 接種に関するご予約・お問い合わせは、お電話にて承ります。
'11/5/12 Up
不活化ポリオワクチンの予防接種を開始しました。

 お待たせ致しました。ワクチンが入荷しましたので、5月 9日(月)より「不活化」ポリオワクチンの予防接種を開始しました。すでにご予約済みの方は、一般診察の受付時間内であれば、土曜日を含め毎日接種できますのでお早めにご来院下さい。

 接種ワクチンは、日本でおなじみのヒブワクチン(ActHIB)を作っている同じ製薬メーカー、フランスのサノフィ・パスツール社製の IMOVAX POLIO を使用します。
 標準接種スケジュールは、初回、2か月後、6か月〜12か月後、4〜6歳時の4回接種です。乳児の場合、大腿に筋肉注射します。
 DPT三種混合ワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン等と同時接種も可能です。

 接種のご予約はお電話にて承ります。
10/3/1 Up
『小児用肺炎球菌ワクチン(Prevenar = プレベナー)』の接種を開始しました!

 お待たせしました。10年前から世界中の何千万人もの子どもたちに接種されており、細菌性髄膜炎など重症感染症から子どもたちを守ってきた『小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー)』が、ようやく日本でも2月24日発売となりました。
 肺炎球菌というのは、子どもの細菌感染症の二大原因のうちのひとつの細菌です。実はそこら中にいるとても身近な菌で、子どもの多くが鼻の奥や気道に保菌しています。保菌しているだけでは問題ありませんが、残念ながら小さな子どもは肺炎球菌に対する免疫をもっていないので、体力や抵抗力が落ちたりといった何かのきっかけで比較的簡単に肺炎球菌感染症を発症します。
 肺炎球菌は文字通り、「肺炎」の原因になる細菌(主要原因の1番目)です。でもそれだけではありません。ほかにも、耳で感染症を起こすと「中耳炎」(同2番目)、血の中に入り込んで「菌血症」(同1番目)、脳や脊髄を覆っている髄膜の中に入り込んで「細菌性髄膜炎」(Hibに次いで2番目)といった病気を起こします。
 子どもの肺炎球菌感染症は、プレベナーを接種することで予防できます。プレベナーは、肺炎球菌による肺炎、中耳炎を始め、細菌性髄膜炎、菌血症などの侵襲性感染症を予防する国内初の小児用肺炎球菌ワクチンです。2009年現在、101の国・地域で承認され、45の国・地域で定期接種化されています。定期接種をしている国では細菌性髄膜炎などの重い感染症の発症率が98%下がり、その予防効果がはっきり確認されています。
 2007年に、WHO(世界保健機関)は小児用肺炎球菌ワクチンを世界中で定期接種とするように推奨を出しました。それだけ先進国・発展途上国を問わず各国で肺炎球菌による病気の被害が多いためです。
 小さな子どもは肺炎球菌に対して抵抗力をもっていませんが、プレベナーを接種すると抵抗力ができるようになるので、一番この病気にかかりやすい年齢の間、肺炎球菌からお子さんを守ってあげることができます。

プレベナーの接種対象は、生後2か月齢から9歳以下の小児です。

(1) 標準スケジュール(2か月齢以上7か月齢未満のお子さま)
  初回免疫: 4週間以上の間隔で3回接種
  追加免疫: 12〜15か月齢の間に1回
  ※すべてBCGや百日ぜき・ジフテリア・破傷風(DPT三種混合)ワクチン、ヒブワクチン等と同時接種が可能

(2) 接種開始年齢が、7か月齢以上12か月齢未満のお子さまの場合
  初回免疫: 4週間以上の間隔で2回接種
  追加免疫: 2回目の接種から2か月以上あけて1歳以後に1回

(3) 接種開始年齢が、1歳以上2歳未満のお子さまの場合
  2か月以上の間隔で2回接種

(4) 接種開始年齢が、2歳以上9歳以下のお子さまの場合
  通常1回のみ

 小児用肺炎球菌ワクチンの接種は、任意で受けたい方だけが自費で受けることになっていますが、テディベアクリニックでは肺炎球菌感染症から子どもたちを守るため、少しでも多くのお子さまにこのプレベナーの接種を受けてもらいたい考えています。極めて安全性が高く、効果が高いワクチンですので、日本でもヒブワクチンと共に、一日も早くすべての子どもたちのため、公費による定期接種化を実現することが望まれます。

 当院では、すでに2月24日(水)よりワクチン接種を実施しています。現在のところワクチン入荷は順調ですが、発売後しばらくはお申し込みが集中するため、状況により多少お待ちいただくことがある旨、ご理解・ご協力をお願いいたします。
 接種に関するご予約・お問い合わせは、お電話にて承ります。
10/3/1 Up
〜がんは、ワクチンで予防できる時代へ〜
子宮頸がん予防ワクチン(Cervarix = サーバリックス)をご存知ですか?

 ついに2009年12月22日より、日本初の子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス)の接種が始まりました。

 子宮頸がんは、初期の段階ではほとんど自覚症状がないため、しばしば発見が遅れることが多いがんです。日本では毎年約15,000人が子宮頸がんに罹患し、約3,500人が死亡しています。これは1日に約10人の女性が子宮頸がんによって死亡している計算になります。特に20代〜30代の女性の発症が増加傾向にあり、その世代の女性においては発症するすべてのがんの中で死因の第1位となっており、子宮頸がんの若年化は世界的にも問題になっています。
 子宮頸がん発症の原因は、発がん性HPV(ヒトパピローマウイルス)の持続感染です。発がん性HPVは誰にでも感染する可能性がありますが、子宮頸がんを発症するのはそのごく一部です。日本人においてはHPV16型と18型が最も一般的で、これに52型と58型を加えた4種類で全体の72.5%を占めます。HPV感染後、前がん病変を経て、数年から数十年をかけてがん細胞へと進展していきます。

 サーバリックスは、ハイリスクの発がん性HPV16型と18型の持続感染および前がん病変の発症を92.3〜100%予防します。接種対象者は「10歳以上の女性」であり、その効果は成人より小児で高いと考えられています。通常、十分な抗体価を得るために3回(初回、初回から1か月後、初回から6か月後)、上腕の三角筋部に筋肉内接種します。副反応は、局所(注射部位)の疼痛、発赤、腫脹や疲労などです。

 発がん性HPVに感染する可能性が低い10代前半のうち(初体験前)に予防ワクチンを接種し、20歳を過ぎたら定期的に子宮頸がん検診を受診することで、子宮頸がんはほぼ100%予防が可能と言われています。
 サーバリックスは、既に世界100カ国以上で承認されているワクチンで、海外の多くの国では12歳前後の小児にワクチン接種することを推奨しています。当院では、ジフテリア・破傷風(DT)混合ワクチンの定期接種(11〜13歳)の済んだお子さまに、順次ワクチン接種の説明と勧奨をしております。
 一方、すでに性交経験のある女性であっても、自然感染では十分な抗体価を得ることはできないため、新たな感染を予防するためにはワクチン接種が効果的です。20代〜30代のお母さま方にも是非接種していただきたいワクチンです。

 子宮頸がんは、ヒトのがんの中で唯一ワクチンで「予防できる」がんです。
 接種に関するご予約・お問い合わせは、お電話にて承ります。
10/1/3 Up
【重要】乳幼児健診の新しいご予約方法について

健診をご希望のお母さま方へ

 明けましておめでとうございます。昨年は新型インフルエンザにまつわる診療やワクチン接種のため大変な1年でしたが、皆さまのご理解・ご協力のもと、お陰様で当クリニックも4回目の新年を迎えることができました。心から御礼申し上げます。

 さて、最近当院での健診を希望されるお子さまが非常に増えており、ご予約がとりにくい状況が続いていることはご存知かと思います。既にかかりつけのお子さますべての健診をすることが、物理的に不可能な状況となっています。確かに一人当たりの健診時間を短縮してもう少し人数を増やすことは出来ますが、私の健診に対するこだわりもあります。おそらくさいたま市内の一般小児科で、乳幼児健診にここまで時間をかけて丁寧に診ている診療所はないはずですし、私としてもそこだけは自負しているところです。

 これまで行っていた電話での先着順予約では、「電話がいつまでたってもつながらない」「つながったと思ったら既に予約枠が満杯になっていた」といったご意見が多く、特にお仕事をお持ちのお母さま方には「仕事のため予約開始日時に電話をかけることができない」と明らかに不便であり、利用者さまと当院受付の双方にとってより効率的なシステムはないかと鋭意検討してまいりました。

 今冬よりインフルエンザワクチン予防接種予約をメールでの受付として実施していますが、幸いにもある程度実用的に運用できる目処がついたため、2月分の健診予約から、これまでの「電話受付・先着順」を改め、『電子メール申込・抽選』に変更してみたいと思います。

 もちろん抽選による健診予約システムがベストでないことは私も十分承知しておりますが、利用者さまのご予約に費やす労力をできる限り軽減し、公平性を保つための方法としてご理解いただければ幸いです。また、より良い方法があれば御教授いただきたい気持ちです。

 新しい健診予約の具体的な方法につきましては、【アイチケット「お知らせ」内の詳細】をご確認の上、メールにてご応募ください。なお、本ホームページ「お問い合わせ」画面からはご予約できません。必ず携帯やPCのメールソフトから送信ください。
 また、4か月児健診をご希望の当院初診となる乳児や、転居のためまだかかりつけの小児科が決まっていないお子さまに関しましては、ご面倒ですがお電話にて直接ご相談ください。

 さいたま浦和地区の子どもたちの生命を守り、健やかな成長を見守るべく、微力ながら一所懸命努力する所存ですので、今後ともご指導・ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。

平成22年 新春
   テディベアクリニック
   院長 広野 日善
08/12/21 Up
『ヒブワクチン』接種を開始します!

 体の中で最も大切な部分ともいえる脳や脊髄を包んでいる膜を髄膜(ずいまく)といい、この髄膜に細菌やウイルスが感染して炎症が起こる病気が髄膜炎です。
 乳幼児期の細菌性髄膜炎を起こす原因の半分以上を占めているのが「インフルエンザ菌b型」という細菌で、略してHib(ヒブ)と呼ばれています。ヒブ髄膜炎は、5歳未満の乳幼児がかかりやすく、特に3か月から2歳になるまではかかりやすいので注意が必要です。日本の年間患者数は少なくとも600人と報告されており、5歳になるまでに2,000人に1人の乳幼児がヒブ髄膜炎にかかっていることになります。ヒブ髄膜炎にかかると1か月程度の入院と抗生物質による治療が必要になりますが、治療を受けても約5%の乳幼児が死亡し、約25%に発育障害(知能障害など)や聴力障害、てんかんなどの後遺症が残ります。
 ヒブ髄膜炎の初期症状は、発熱や嘔吐、不機嫌、けいれんなどで、かぜと区別がつきにくく、簡単な検査では診断がつきません。早期に診断することはとても難しい病気で、さらに最近では抗生物質の効かない耐性菌が増えてきており、治療が困難になってきています。また、他の多くの細菌やウイルスとは異なり、ヒブは乳幼児に感染しても抗体(免疫)ができず、繰り返し感染することがあります。髄膜炎の他にもヒブは、肺炎、喉頭蓋炎(クループ)、敗血症などの重篤な全身感染症を引き起こします。
 ヒブワクチンは、1987年に米国で使用開始され、1998年には世界保健機関(WHO)が乳幼児への定期接種ワクチンに推奨し、現在までに120カ国以上で導入されており、それらの国ではヒブ髄膜炎は、すでに過去の病気となっています。
 予防接種後進国の日本は、世界では当たり前の麻しんワクチンの2回接種が2006年からようやく導入され、ヒブワクチンに関しても東アジアの中で有料でも接種できないただ2つの国(もう1つは北朝鮮)という状況でした。2008年12月19日、ようやく日本でもヒブワクチンが発売開始され、接種ができるようになりました。

 ヒブワクチンの接種は、任意で受けたい方だけが自費で受けることになっていますが、テディベアクリニックではHib髄膜炎から子どもたちを守るため、少しでも多くのお子さまにこのHibワクチンを受けてもらいたい考えています。

(1) 標準スケジュール(2か月齢以上7か月齢未満のお子さま)
 初回免疫: 3〜8週間の間隔で3回接種
 追加免疫: 3回目の接種から1年後に1回
※すべて百日ぜき・ジフテリア・破傷風(DPT三種混合)ワクチンと同時接種が可能

(2) 接種開始年齢が、7か月齢以上12か月齢未満のお子さまの場合
 初回免疫: 3〜8週間の間隔で2回接種
 追加免疫: 2回目の接種から1年後に1回

(3) 接種開始年齢が、1歳以上5歳未満のお子さまの場合
 通常1回のみ

 ヒブワクチンは、接種を受けた人のほぼ100%に抗体(免疫)ができ、ヒブ感染症に対する高い予防効果が認められています。接種後の主な副反応は、接種部位の赤みや腫れで、そのほか発熱が数%にみられますが、これらは通常一時的なもので数日以内に消失します。

 12月22日(月)より、第1期入荷分ワクチンの接種申し込みのご予約を開始します。発売当初は接種対象乳児数50人に対し1人分のワクチンしか医療機関に供給されないため、大変な混乱が予想されます。お申し込みをされても、ワクチンの入荷状況によりしばらくお待ちいただくことがある旨、ご理解・ご協力をお願いいたします。なお、ワクチン供給量が安定するまでの間、原則としてお申し込みは『当院をかかりつけとしているお子さま』に限らせていただきます。
 接種に関するご予約・お問い合わせは、お電話にて承ります。
08/3/10 Up
診療予約システムを導入します。

 お待たせいたしました。来る3月17日 (月) より、患者さまへのさらなるサービス向上を目的に、一般診察時間の『順番予約』診療を開始します。

 ご自宅や外出先で、携帯電話やパソコンからオンラインで順番のご予約・確認ができます。また、随時、待ち人数とおおよその待ち時間を知ることができます。もちろん、これまで通りに直接来院され、受付番号券をもらってから院外でお待ちいただくことも可能です。
 「どれだけ待てばいいのかわからない」といった待ち時間のストレスを解消するとともに、院内感染リスクも軽減されるというメリットがあります。
 なお、当院を初めてご利用になられる新規の患者さまは、カルテ作成後に診察券番号を発行する手続き上、オンライン予約は2回目の診察からとさせていただきます。
 乳幼児健診・予防接種・定期診察(以上すべて「時間予約制」)のご予約につきましては、今まで通り受付事務へ直接ご相談ください。
 予約システム導入後しばらくの間は、スタッフも不慣れなため、ご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、皆さまのご理解・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
07/1/5 Up
あけましておめでとうございます!

 昨年7月のクリニックオープン以来、おかげさまで2,000人を超える地域の子どもたちと出会うことができました。今年も「キッズ・ファースト!」の理念を忘れずに、わんぱく浦和キッズの頼れるクリニックとして、スタッフ一同、誠心誠意、診療にあたっていく所存ですので、よろしくお願い申し上げます。

 さて、昨年末はノロウイルスをはじめとする感染性胃腸炎が大流行しましたが、今冬は暖冬の影響からか、幸いにもインフルエンザの流行が例年よりかなり遅れています。おそらく本格的な流行は2月以降と予想されていますので、体調不良等で今シーズンのインフルエンザワクチンを未接種のお子さまや御家族には、是非今月中の接種をお勧めいたします。まだ僅かながらワクチン在庫がございますので、接種をご希望の方は、お電話で御予約下さい。
06/10/29 Up
11月から、土曜日『午後』の診療が始まります。

 お待たせしました!「土曜日も予約なしで診察を受けられたら・・・」という、たくさんの皆様からのご要望にお応えしまして、当院では11月より、土曜日午後の一般診察を開始します。

 昨今の小児夜間・休日診療のニーズの高まりとともに、「地域の子どもたちの健康を守る」という当院設立本来の使命としましても、急な発熱のお子さまをかかえて不安な週末を過ごされる御家族の、良きサポーターでありたいと考えております。風邪やインフルエンザが流行る冬季に限定しての、暫定的な対応ではございますが、少しでも子どもたちの力になれれば幸いです。なお、受付時間は 13:00〜17:00 となります。
06/7/31 Up
8月10日(木) 臨時休診させていただきます。

 東京都より、都立養護学校の看護師さんを対象とした「看護職員研修」の講師依頼があり、院長臨時出張のため休診します。講義内容は以下の通りです。

「障害児の呼吸管理について〜呼吸障害の背景と評価及び人工呼吸器の管理〜」
会場:東京都公文書館5F 教職員研修センター竹芝分室
■小児科・アレルギー科
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